自分を知ることから始めよう!
自分の性格を知って指導・判断に活かす

◆あなたは内向型?外向型?
ふだん起こった出来事やスタッフの行動に対して、自分がどのような行動をとる傾向があるか、振り返ってみたことがあるでしょうか。ほとんどの管理職は、いろいろなタイプのスタッフに対応するため、外向・内向の両方を演じることが多いでしょう。内向・外向どちらの傾向が良いとか悪いとかいうものではありませんが、自分がどのような行動傾向があるのかを知っておくことは大切です。

◆なぜあのスタッフが苦手なのか?
人は自分と価値観が異なる人を苦手に感じます。とくに、その人の行動傾向にイラっと感じるのは、行動の決定にはその人の価値観や考えが大きく関与するからです。逆に、どのような人であっても集団の気風や規範が自分の価値観に合っていると、いきいき働けるのです。管理職の役割は、そのような職場環境作りを調整することです。そのためにも、まず、自分の価値観を振り返ってみてはいかがでしょうか。

◆職場のスタッフはそれぞれどんな傾向がありますか
例えば、消極的な人はささいなことで傷つき、自己評価が低く、感情に流されやすい傾向があります。困った人に手助けできる人が集団の中にいると、やさしさを感じる集団となります。自分の失敗やミスを反省できる人は、誠意ある常識人です。こんななか、チームにいるとメンバーがぎくしゃくする人もいるのです。これは管理職が気を配らなければならない人です。どんな人かわかりますか?

◆心理検査を受けてみよう
本セミナーには、2種類の心理テストが付いています。ストレスに対してどのような反応・対処傾向があるかをとらえる『ストレスコーピング・インベントリー』と、ストレスにどのような対処をする性格傾向があるのかを調べる『自我態度スケール』です。たとえば、職場に行くのがつらい、職場での行動を思い出すと自分が嫌になる…、このような行動に陥る性格特性が明らかになります。性格特性が明らかになれば、苦手なところをスタッフ同士で補う、個性を生かした配置にするなど、チームづくりのヒントにもなります。

元看護協会会長の坂本すが先生も「マネジメントには自分を知ることが大切」とおっしゃいます(ウエブ講義“なぜか、こうなった”.Online Salon 看護トップリーダーのキャリア~仕事も生き方もサイトより)。
この機会に本セミナーで、性格と行動特性の側面から、自分を見つめなおしてみてはいかがでしょうか。

中島 恵子(なかしま・けいこ)
京都文教大学臨床心理学部臨床心理学科教授
・同産業メンタルヘルス研究所長

▼出典元 メディカのセミナーWEB講義
2021年12月発売 自分を知ることから始めよう!
自分の性格を知って指導・判断に活かす
https://store.medica.co.jp/item/190122312

Scroll to Top